• 【現役トレーナーが解説】自律神経の乱れは筋トレで整う!疲れ・不調を解消する3ステップ

    2025年10月21日

    「最近、肩こりや腰痛、疲れやすさ、眠りの浅さに悩んでいませんか?実はその不調、自律神経の乱れが原因かもしれません。病院に行くほどではないけど、毎日スッキリしない…。もしあなたがそう感じているなら、この記事はきっと役立ちます。自律神経を整えるカギは、実は筋トレと正しい姿勢にあるのです。本記事では、自律神経が乱れる根本原因から、疲れにくい体を作るための具体的な筋トレ・姿勢改善ステップを解説します。

    1. あなたの不調の原因は?自律神経が乱れる主な4つのメカニズム

    「自律神経が乱れている」と聞いても、原因が具体的に何なのかは分かりにくいですよね。実は、現代人の自律神経の乱れは、日常の姿勢、運動習慣、そしてストレスによって引き起こされています。

    ここでは、あなたの不調を引き起こしている可能性が高い4つのメカニズムを解説します。

    1-1. 長時間のデスクワーク・スマホ姿勢による「呼吸の浅さ」

    デスクワークやスマートフォン操作に集中している時、気づくと背中が丸まり、頭が前に突き出た前かがみ姿勢になっていませんか?

    この姿勢は、胸やお腹周りの筋肉を縮こませ、深い呼吸を妨げます。呼吸が浅くなると、リラックスを司る副交感神経の働きが低下し、常に交感神経が優位な状態に陥りやすくなります。これが、**「休みたいのに休めない」**体の緊張状態を作り出すのです。

    1-2. 運動不足や筋力低下による「血流の滞り」

    運動不足が続くと、特に体幹(インナーマッスル)や下半身の大きな筋肉が衰えます。これらの筋肉は、血液を心臓に戻すためのポンプの役割を果たしています。

    筋力が弱まると全身の血流が滞りやすくなり、老廃物が排出されにくくなります。その結果、肩や首の筋肉が凝り固まり(肩こり・腰痛)、疲労物質も溜まりやすくなって慢性的な疲労感の原因となります。

    1-3. ストレスの蓄積による「交感神経の過剰な優位」

    仕事や人間関係など、社会生活におけるさまざまなストレスは、脳に大きな負荷をかけます。ストレスを感じると、私たちの体は戦う・逃げるモードである交感神経を優位にして対応しようとします。

    しかし、この状態が慢性的に続くと、夜になっても交感神経が優位なままとなり、リラックスできずに眠りが浅くなったり、寝付きが悪くなったりします。これにより、自律神経のバランスが完全に崩れてしまうのです。

    2. 自律神経の乱れが引き起こす「深刻な体への影響」

    自律神経の乱れは、単なる「疲れ」で済まされません。バランスが崩れた状態が続くと、私たちの体には次のような深刻な影響が連鎖的に現れ、慢性的な不調を引き起こします。

    2-1. 慢性的な肩こり・腰痛と筋肉の緊張

    交感神経が優位な状態が続くと、体は常に緊張モードに入り、無意識のうちに全身の筋肉が硬く収縮し続けます。

    特に、首や肩、背中、腰周りの筋肉が血行不良を起こし、これが頑固な肩こりや慢性的な腰痛の根本原因となります。マッサージを受けてもすぐに元に戻ってしまう場合、筋肉の緊張を生み出している自律神経の乱れにアプローチが必要です。

    2-2. 集中力の低下と睡眠の質の悪化

    日中、交感神経が過剰に働くと、脳が休まらないため、集中力の低下や思考力の鈍化を招きます。

    さらに、夜になっても副交感神経にスムーズに切り替われないため、寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなったりします。睡眠中に十分に疲労回復ができないと、翌朝には疲れが残り、また交感神経に頼って無理に活動する…という負のスパイラルに陥ってしまいます。質の低い睡眠は、自律神経の回復を妨げる最大の要因です。

    2-3. 消化不良や冷えなど内臓機能の低下

    自律神経は、心臓の鼓動や呼吸だけでなく、内臓の働きもコントロールしています。

    副交感神経の働きが低下すると、胃腸の活動が鈍くなり、消化不良や便秘といったトラブルを引き起こします。また、交感神経が優位になりすぎると血管が収縮し、末端の血流が悪くなるため、手足の冷え性むくみにつながりやすくなります。体の内側から体調不良が生まれてしまうのです。

    ご予約はコチラ↓↓↓

    3. 自律神経を整える鍵!筋トレと姿勢改善が効果的な理由

    自律神経の乱れは、姿勢の悪さや運動不足といった**「体の使い方」**に深く根ざしています。そのため、自律神経のバランスを取り戻すには、単なるリラックス法だけでなく、体の構造からアプローチする筋トレと姿勢改善が非常に効果的なのです。

    ここでは、筋トレと姿勢改善が自律神経に効く4つの理由を解説します。

    3-1. 体幹と背中の強化で「深い呼吸」を取り戻す

    前かがみの悪い姿勢が続くと、胸周りが縮み、呼吸が浅くなることは先述の通りです。浅い呼吸は副交感神経(リラックス)の働きを低下させます。

    体幹や背中の筋肉を鍛えると、自然と背筋が伸び、胸が開いた正しい姿勢を維持できるようになります。姿勢が整うと、肺が大きく広がるスペースが確保され、深い腹式呼吸がしやすくなります。深い呼吸は、直接的に副交感神経を活性化させるため、リラックスしやすい体へと変わっていくのです。

    3-2. 下半身の筋力強化で全身の血流をブースト

    自律神経の乱れからくる冷え性疲労感は、血流の滞りが大きな原因です。

    下半身やお尻の大きな筋肉(大筋群)を筋トレで強化すると、全身の血流を力強く促すポンプ作用が向上します。血液循環が良くなると、酸素や栄養素が体の隅々まで行き渡り、老廃物の回収も促進されます。これにより、肩こりや腰痛の予防につながるだけでなく、疲労回復力が上がり、疲れにくい体へと変化します。

    3-3. 柔軟性アップで「筋肉の過緊張」をリセット

    ストレスや交感神経の過剰な働きで固まった筋肉を放置すると、自律神経の乱れがさらに悪化します。

    ストレッチや柔軟性向上のための動きを取り入れることは、過剰に働いている交感神経のブレーキとなります。筋肉の緊張が和らぐと、体が休息モードに入りやすくなり、睡眠の質向上にも直結します。筋トレで体を動かした後のクールダウンとしてのストレッチは、特に効果的です。

    3-4. 筋肉量増加で基礎代謝が上がり「疲れにくい体」に

    筋トレを継続すると筋肉量が増え、基礎代謝が向上します。基礎代謝が上がると体温調節機能が安定し、血液やホルモンのバランスが整いやすくなります。

    結果的に、ちょっとした活動で消耗しにくい、エネルギー効率の良い体になるため、疲れやすさが根本から改善されます。健康的な体型を手に入れながら、不調も改善できる一石二鳥の効果です。

    4. 【今日からできる】自律神経を整える具体的な筋トレ3ステップ

    「筋トレがいいのは分かったけど、何から始めればいいの?」という方のために、自律神経のバランスを整えることに特化した、安全かつ効果的な3つのステップをご紹介します。

    大切なのは、激しい運動ではなく、**「深い呼吸」と「体幹・下半身のポンプ機能」**を意識することです。

    4-1. ステップ1:呼吸筋を意識したストレッチで副交感神経をON

    まず最初に行うべきは、浅くなった呼吸を深くするための準備です。深い呼吸は、リラックスを促す副交感神経を直接活性化させます。

    おすすめの運動意識するポイント目的
    腹式呼吸(ドローイン)鼻から深く吸い込み、お腹を膨らませる。口からゆっくりと吐ききり、お腹をへこませる。呼吸を深くし、副交感神経を優位にする。
    胸郭を開くストレッチ壁や柱に手をかけ、胸を張るようにゆっくりと体をひねる。縮こまった胸周りの筋肉を緩め、肺を広げやすくする。

    特に腹式呼吸は、寝る前に行うと睡眠の質向上にもつながるのでおすすめです。

    4-2. ステップ2:背中(広背筋)と体幹の基礎筋トレ

    正しい姿勢を維持し、呼吸がしやすい体を作るために、**体幹(インナーマッスル)**を強化します。これらは自律神経の乱れからくる姿勢の悪さを改善する土台となります。

    おすすめの運動意識するポイント目的
    キャット&カウ四つん這いの姿勢で、背中を丸める(猫のポーズ)→ 反る(牛のポーズ)をゆっくり繰り返す。背骨の柔軟性を高め、自律神経が通る背骨周りの緊張を緩和する。
    プランク(体幹キープ)肘とつま先で体を支え、頭からかかとまで一直線に保つ。体幹の安定性を高め、正しい姿勢を保ちやすくする。

    4-3. ステップ3:血流を促す下半身の筋トレ

    最後に、血流をブーストし、全身にエネルギーを巡らせるための下半身の筋トレを行います。下半身は「第二の心臓」と呼ばれ、血行改善に必須です。

    おすすめの運動意識するポイント目的
    スクワット椅子に座るようにゆっくりと腰を落とし、太ももが床と平行になるまで下げる。下半身の筋肉を一気に強化し、血流改善による疲労回復力を高める。
    ヒップリフト仰向けになり、膝を立てた状態でお尻をゆっくり持ち上げ、肩から膝まで一直線にする。お尻(大臀筋)を鍛え、腰痛予防全身の血行改善を促す。

    まとめ(結論)

    今回の記事を通して、自律神経の乱れによる慢性的な不調は、単なる休息不足ではなく、**姿勢の悪さや筋力低下といった「体の使い方」**に深く関係していることがご理解いただけたかと思います。

    自律神経を整え、疲れにくい健康的な体を取り戻す鍵は、以下の2点に集約されます。

    1. 深い呼吸の回復: 体幹や背中の筋肉を整えることで、胸郭が開き、リラックスを司る副交感神経を活性化させる。
    2. 全身の血流改善: 下半身などの大筋群を鍛えることで血流をブーストし、疲労回復力を高める。

    今すぐ全ての不調が解決しなくても大丈夫です。まずは今日から「ステップ1:呼吸筋を意識したストレッチ」から始めてみましょう。小さな一歩が、自律神経のバランスを取り戻し、あなたの体と心の健康を大きく改善してくれます。

    根本改善と健康的な体型を手に入れて、毎日をスッキリと快適に過ごしましょう!

    • ADDRESS:〒102-0074
      東京都千代田区九段南4-3-11 白井ビル3F
    • ACCESS:都営新宿線市ヶ谷駅A3出口から徒歩2分
      JR市ヶ谷駅から徒歩4分
      東京メトロ半蔵門線半蔵門駅から徒歩8分
    • 営業時間:09:00 – 22:30
    • 電話:070-3226-2706

体験予約/ご相談はこちらから
お気軽にご連絡ください